こんにちは!Rチャンネル情報局です。
今回は、試合前から多くのメディアで取り上げられていた伊調馨選手、東京五輪出場枠獲得なるか?を調査してみました!
では、早速!
伊調馨選手とは

【名前】伊調馨(いちょうかおり)
【生年月日】1984年6月13日
【出身地】青森県八戸市
【身長】166㎝
紫綬褒章受賞者(2004.2008.2012.2016年)
国民栄誉賞受賞者(2016)
アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロオリンピックの金メダリストで、女子個人として人類史上初のオリンピック4連覇達成。別階級の女子レスリングである伊調千春と姉妹でメダリスト。
兄の伊調寿行もレスリング選手で、現在は所属するALSOKでコーチを務める。
兄と姉の影響で青森県八戸クラブでレスリングを始めた。56㎏級時代は、ライバルの吉田沙保里に苦戦したが、63㎏級に階級を上げてからは無敵の存在となった。
東京五輪への道のり
伊調馨といえば、無敵の選手として数々メダルを獲得してきましたが、パワハラ問題もありましたね。公益財団法人日本レスリング協会栄和人前選手強化本部長からのパワハラを乗り越え、2年2ヶ月ぶりに実戦に戻ってきました!
多くの情報が出回り、たくさんの人から賛否両論あった事でしょう。実績や力だけでなく、精神が強くなければ伊調馨という強者選手は存在しなかったでしょう。
そして、2019年7月6日、この日もっとも注目を集めた埼玉・和光市総合体育館にて世界選手権の代表を決めるプレーオフ6階級が行われました。
東京五輪の代表選考方法では、今年の世界選手権の代表になり、メダルを獲得した選手はそのまま東京五輪の代表に内定する。また、世界選手権で出場枠を確保した選手と今年の全日本選手権の優勝者が違う場合はその2人でプレーオフを行う。
と、今回は優勝者が異なったため、プレーオフになりました。
(昨年12月の全日本選手権では、試合終了間際に伊調が逆転優勝。6月の全日本選抜では川井が逃げ切り優勝したため今回のプレーオフに世界選手権の代表決定が持ち越される)
五輪4連覇中の伊調馨(35)VSリオ五輪63㎏級金メダルと世界選手権を合わせて3連覇中の川井梨紗子(24)
会場に入る前から、お二人の気迫が伝わってきましたね。
第1ピリオドで川井が2点のビックポイントをとり、川井の一歩リードという感じでしたが、残り10秒前で同点に追い付く伊調。そのまま3対3の同点で終了しました。
しかし、結果は高得点の決まり手が多いビックポイントを獲得した川井梨紗子選手の優勝!
伊調馨選手は負けてしまいました。
川井梨紗子選手に敗北
敗北した後のコメントで
伊調は、「たくさんの仲間だったり、家族もそうですけど、自分の背中を押してくれてその人たちのためにも。というか、、、その人たちに世界選手権だったり東京五輪で戦う姿ってのを見て喜んでいただければ嬉しいなという気持ちでここまでやって来たんですけど」
「本当にその姿を見せる事が出来ないということで、ここまでやるべきことをやってきて後悔はないので、その気持ちを今後も持ち続けることが出来ていればなと思いますし、選手として指導者としてレスリングに携わっていきたい気持ちは変わらないです」と、涙をこらえ、一つ一つしっかりと言葉にしていました。
一方、優勝した川井は、
「リオの時は本当に(伊調)に勝ちたくてずっと58㎏でやってて(伊調)にずっと勝てなくて、2015年に58㎏から63㎏に上げて良かったなと思いました」と、過去の思いと今の思いをストレートにコメントしていました。
この試合で、判定に関連する声も上がっています。SNSでも、レスリング審判は伊調に厳しく見えた。セコンド退場!?等モヤモヤしている人も多かったのだ。どの試合でも不平不満はあるもので、応援している側も同じ気持ちで戦っているのですから熱くもなるものです。
又、二人とも出れたらいいのに。伊調にまだ可能性は?東京での5連覇を見たい!伊調は偉大です!と、期待している声もある。
東京五輪出場の可能性はまだある!?
伊調は、「今は待つ立場」と。競技を退く考えは口にしなかったそうです。
優勝し、代表になった川井は世界選手権でメダルを取ると東京五輪代表に内定。伊調はこの階級の五輪切符を自力で獲得する可能性がなくなり、厳しい状況に追い込まれました。
おわりに
まだ終わってはいませんし、少なからず可能性はありそうですが、それよりも伊調馨選手が今後もレスリングを好きで続けていてくれる方が伊調馨選手らしいと思います。
川井梨紗子選手のこれからの期待や可能性も増し、女子レスリング界が更なる活気を見せること間違いないでしょう。
新旧交代とも囁かれる中、
これからも両者がレスリング界で頑張ってくださるよう応援していきたいです!